この曲を聴け! 

Rain of a Thousand Flames / Rain of a Thousand Flames / RHAPSODY / RHAPSODY

ただのリスナー ★★★ (2007-09-21 03:36:41)
色々な種類のメタルを聴いてきたが、これほどまでに圧倒的パワーと微塵の妥協も無い疾走感、悲愴なドラマ性を抽象的にそしてそれを的確に示した詩、美しくも最大の破壊を秘めた旋律、これら全てを含んだ曲には出逢った事がなかった。最初聴いた時の衝撃は凄まじかった。この曲こそRHAPSODYの真骨頂だと思う。
オーケストラもただの飾りとして使わないのがRHAPSODYの良いところだ。今回も歌詞の「fire storm!!!」のバックで怒涛の働きをしているのもオケの弦楽隊だ。恐らくこの弦楽隊の凄まじいユニゾントゥリルがここに存在しなかったら全くインパクトの無い箇所になってしまったであろう。暗雲を切り裂き、轟音と共に高速で降り注ぐ無数の炎の如くのサビに、一気に突き入るための盛り上げ様に聴く度聴く度鳥肌がたつ。迫力の手伝いに↑の方がおっしゃってる様、他のシンフォニックメタルではお目にかかれない程速いツインバスドラムも加担しているでしょう(笑)サビでの、ゲストボーカルのオラフの独特な声質とファビオの掛け合いも物凄く気に入っている。最後のサビの終わり方、「--of falling star」のstar部分でオラフが2声下パートにも関わらず、ソ→ラ→ラ→シ♭となり、ファビオが冷静に主音で終わって後ろからオラフの野太い声が現れてビブラートしながら消えてゆくところが、もう最高だ。たまらない。
この曲は全体を通して惨劇の情景が、本当に見事に目に浮かぶ。
長々と馬鹿みたいなことを書き綴ったが、RAIN OF A THOUSAND FLAMESという以外に人気の無いこの曲がメタル史上最強の出来と言えるんじゃないかと思う。好きな曲を褒め讃えるコーナーなので褒め殺しさせてもらった(笑