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Larks’ Tongues in Aspic, Part One / Larks' Tongues in Aspic / KING CRIMSON

ひであき ★★★ (2009-05-19 22:09:39)
STARLESSなどと並ぶ、KING CRIMSONの最高傑作。
野崎さんと同じく、おれもこの曲に衝撃を受け、プログレを聴き漁るハメになりました……
CRIMSONではこの曲が一番好きです。
冒頭のスタティックなパーカッションの間隙をぬうようにして入ってくるヴァイオリンと、
無機的なディストーションギター。そこからヘヴィなリフが紡がれ、
フリップのギターの早弾きを皮切りに音楽は中間部へと突入し、カオスと化す。
嵐のような、ミューアの「変態的な」パーカッション、フリップのシーケンサーのごとく正確な
早弾き、変則的なリズムをうみだすリズム隊……それらによる、中間部のカオスな、
動的な、ぐちゃぐちゃのインプロヴィゼーションには圧倒されるほかない……
それを抜けた後の、ヴァイオリンの静的なパートから漂ってくる狂気も美しい。
動と静の対比。すさまじい緊張感。
この、カオティックな音の万華鏡を味わうことなくしてCRIMSONを語るなかれ。