この曲を聴け!
Blizzard of Ozz / OZZY OSBOURNE
しッド・ツェッペリソ ★★ (2004-01-21 13:14:00)
どっちかというと趣味がスラッシュ以降に固まるので、個人的には何となく「古臭さ」を感じてしまうのは事実。オジーのヴォーカルは正直あまり好きではないし、ベースの音も単調で気になる。そんな風に感じるのはリアルタイムで触れていないからかな。ロックの持つ負のエネルギーを丸ごと背負いながら、それを音楽する快感へと変換する、オジー・オズボーンという稀有のキャラに対する共感が強かった人にとっては、そんなオジーの雄弁な存在証明として、このアルバムは殊のほか愛着が深くなるのだろう。そんな気持ちは、私にもわかる気がする。
ただ曲はいい。とてもキャッチーで、しかも飽きがこない。それにギター。私は特にランディに思いいれはないけど、ソロは言わずもがな、特にバッキングの素晴らしさに感嘆する。必要なところに、これしかないという音をしっかり刻み込んでくる。こんなのバックにして歌えたらそれはもう気持ちいいだろうなぁ、という感じ。抜群の音楽性だ。そんなわけで「最近音楽」の尖り具合に疲れたとき、何気なく聴きたくなる一枚。
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