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Blizzard of Ozz / OZZY OSBOURNE
殺戮の聖典 ★★ (2007-07-28 09:45:00)
BLACK SABBATHを脱退したオジー・オズボーン(Vo)が,元RAINBOWのボブ・デイズリー(B)、元URIAH HEEPのリー・カースレイク(Dr)、そして当時はまだ無名であった元QUIET RIOTのランディ・ローズ(G)を従えて'80年に発表したソロ名義での1st。
ゲストとして元RAINBOWのドン・エイリー(Key)が参加。
プロデュースはバンド自身、エンジニアはマックス・ノーマンが担当。
注目すべきはエディ・ヴァン・ヘイレンに続くギター・ヒーローと騒がれたランディのプレイで、リズムとソロの両面においてメロディアスで激しいサウンドを聴かせ、それがオジーのキャッチーな歌唱と相まって楽曲を一際特別なものに昇華させている。
イントロで刻まれるギターがあまりにもかっこよくてK.O.必至の「I DON'T KNOW」、ヘヴィ・メタル史上に残る名ギター・リフを持った「CRAZY TRAIN」、ランディのギター・ソロが胸を締め付けられるほどに甘く美しい「GOODBYE TO ROMANCE」、地を引きずるようにヘヴィなギター・リフの「SUICIDE SOLUTION」といったライヴでもお馴染みの代表曲は勿論のこと、クラシカルなドラマティック曲「REVELATION (MOTHER EARTH)」も素晴らしい。
極めつけは何といってもランディのギター・ソロが美しく劇的な超名曲「MR. CROWLEY」で、そのプレイは何度聴いても鳥肌が立つほどに感動的。
アコースティック・ギターによるインスト小曲「DEE」、オジーの歌メロがキャッチーな「NO BONE MOVIES」、ハードに疾走する「STEAL AWAY (THE NIGHT)」も並みの曲ではなく、個人的にはデビュー作にしてオジーの最高傑作と信じてやまない。
現在流出しているリミックス版は、ギャランティーでもめたことにより、リズム隊の演奏がロバート・トゥルージロ(B)とマイク・ボーディン(Dr)のテイクに差し替えられている。

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