この曲を聴け! 

Blue Murder / BLUE MURDER
kotora ★★ (2003-07-21 20:33:00)
あの名作でかつ、セールス的にもWHITESNAKE史上最高の売上げを記録した"サーペンス・アルバス"のギターは、紛れもなくサイクシーであり、楽曲に大きく貢献していたのも彼である。しかし、アルバム発売後脱退した(解雇された?)ため、その功績が認められない形となり、怒って(?)作ったのがこのアルバムだ、といわれている。
内容は確かに"サーペンス~"を思わせるメロディアスで、きらびやかで、重厚なハードロックで、レヴェルの高い傑作である。89年に発表されるべくして発表された、稀代のハードロックアルバムであることは紛れもない事実だが、主張のあまり、サイクシーの持ち味が出ていない感も。"SERPENS ALBUS"好きにはうまく訴えられたが、本来のサイクシーのファンの目にはどう映ったのだろうか。ここにはTHIN LIZZYのノリはないし、、"PLEASE DON'T LEAVE ME"のサイクスはいない。"SERPENS ALBUS"の二番煎じという厳しい意見もあるだろう。
しかし、音楽は正当に音楽を評価すべきだ。過程が重要なこともあろうが、結果を聴いて納得できればいい。
ちなみに僕は、M-3"VALLEY OF THE KINGS"、M-4"JELLY ROLL、"M-6"OUT OF LOVE"をはじめとして、全編大好きな作品。"SERPENS ALBUS"ファンはもちろん必聴盤。

→同意