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Blue Murder / BLUE MURDER
BLACK MURDER ★★ (2004-06-22 20:23:00)
ジョン・サイクスがカヴァデールにWHITESNAKEをクビにされて2年後に発表した作品。白蛇もメンバーは凄いが、このBLUE MURDER(海賊)のメンバーも凄い!!トリオなんだけど、作品のサウンドは全くトリオじゃない!もちろんkeyとか入ったり、オーヴァーダブしてるからだけど。
個人的には国を問わず、ロックの名盤は白蛇の「サーペンス・アルバス」だったんだけど、サイクスが好きだからとりあえずこの作品も聴いとこう、ってな感じで聴いたらこっちもタメ張るくらいにかっこよくてびっくり!!頭の「RIOT」聴いた時は心底かっこええ!と思ったし、そこからの「SEX CHILD」~「JELLY ROLL」~「OUT OF LOVE」~「BILLY」~「BLACK HEARTED WOMAN」の流れは凄まじいとしか言いようのない構成だ!!もちろん今挙げなかった曲もどれもへヴィで、ドラマティックでかっこいいんだけどね。
最初はサイクスのボーカルが心配だったが、「RIOT」の一声を聴いた瞬間「イケル!!」と確信した。声質も好きなタイプだし。
作品としては文句なしで、サイクスは白蛇の時みたいに弾きまくってるし、歌いまくってるからファンとしてはそれだけで嬉しいんだけど、この作品ではトニー・フランクリンのベースにも耳を奪われるのだ!ベースがかっこいいと思ったのはこの作品が初めてだったかもしれないな~。そしてカーマイン・アピスのパワフルなドラムも凄いの一言。
白蛇のサーペンスアルバスが彼なしでは到底成し得なかった傑作だったんだ、ということを力ずくで思い知らされる作品だと思う。とは言っても、二番煎じというわけでは全くないんだけどね。ただし、サーペンスアルバスの方が聴きやすいかもしれない。この作品はとにかく重厚で威厳に満ちているのだ!! でも、白蛇のジョン・サイクスが好きならば9割の人は気に入る作品だと思う。「OUT OF LOVE」のソロなんてもう涙無しでは語れない美しさ。 そんなサイクスを味わいたい方はこのアルバムもぜひ。

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