この曲を聴け! 

Believe / Opium for the Masses / BAD MOON RISING
H・W(2002-09-21 23:27:50)
確かに、セカンドアルバム以降の彼らには、全体的に冴えが無かった。
しかし、正統派ファンにそっぽを向かれた理由が、「グランジっぽくなった」という一言に集約されているのはどうにも合点が行かない。
この曲はファンキーな縦ノリ系ナンバーで、その疾走感は、凄まじいといっても良い。リフの切れ味、ヴォーカルの表現力も見事で、どう低く見積もっても「駄曲」ではない。
こういう曲を作っているのだから、「グランジ。以上。」では、彼らを的確に表現しているとは到底言えない。
忘れてはならないのは、彼らが本来、非常に優れたミュージシャンで、それだけに、我々の期待が、バブルのように膨らんで(膨らみすぎて)いたということだ。
酷評が嵐となって、吹き飛ばされるように消えていったBMRだが、彼らにWHITESNAKE級の作品を真剣に期待する方が、そもそも間違いだったのだ。
この曲を聴くと、「ああ、ほかに消えるべきバンドはたくさんあったのになあ。」と思うし、非常に個性的で魅惑の歌声を聴かせてくれていたカル・スワンを恋しく思うのだ。(ダグは上手く出世したよなあ。)

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