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Sympathy for the Devil / Beggars Banquet / THE ROLLING STONES
0フレット ★★★ (2004-02-06 02:34:34)
言わずと知れたストーンズの名曲の1つ。
そして私が興味深いのは、1968年の作品だけあって3人のギタリスト
によって演奏されていて、これがまたそれぞれ個々の味を出している
のがよく分かる。
まずは、本作「ブライアン・ジョーンズ」。
独特なリズムのパーカッションに始まり、後半に向かってその演奏は
熱を帯びて来る、その熱に油を注ぐかの如くブライアンのSGサウンド
が「キンキン」とエッジの利いた音でスリリングさを倍増させている。
スタジオ盤ながら最も「殺気立っている」のは間違いない。
続いて、「ヤーヤーヤズアウト」のミック・テイラー。
ここでの聴き所はなんと言っても「ギターソロ」この頃はまだキース
もしっかりとしたソロを弾いていて、ソロ前半でとても「カッコイイ」
フレーズを聴かせてくれる。後半はそれに答えるようにミックが、
ブルース風味満載のソロで締め括る。両者のギターの音色もまた最高!
最後は「ラヴ・ユー・ライヴ」の「ロン・ウッド」。
巨大な名曲を続けざまに聴かされた最後にこれを持って来るとは、
サスガの一言に尽きる。ノリノリ度ではNO.1。
ソロ以外にも、細かくフレーズを挟んできて、細めで高音域を強調
したロンのギターが更にノリに拍車を掛けてくる。
「一粒で2度美味しい」というCMがあったが、この曲はマサに
「1曲で何度も美味しい」曲、いや名曲なのである。

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