この曲を聴け! 

Angels Cry / ANGRA
ポール・ビッテンコート ★★ (2005-04-13 15:31:00)
「俺はこの曲を聴いてからヘヴィ・メタルに目覚めたんだ!」
「Carry On」を聴いて何人の人がこう叫んだだろうか。それぞれの人に、それぞれの思い出、思い入れがある。だが、この曲がメタルを志すキッカケになったという人はかなりの数だと思う。歌メロ、構成、アレンジ、全てに非の打ち所がない。様々なジャンルで名曲というものは存在するが、この「Carry On」はメタルと言うジャンルにおいては右に出るものを探すのが難しい、というくらいの名曲なのである(あえて挙げるとすればハロウィンの「Eagle Fly Free」くらいであろうか?)。「Carry On」についてばかり書いてしまったが、それはやはりアングラの1stアルバムを語る上では最初に触れなければならない曲だと思ったからだ。
他にも佳曲は多い。アルバムタイトル曲でもある「Angels Cry」、シングルにもなった「Evil Warning」などは個人的にはかなり好きな曲だ。聴き込んで損はないアルバムなので、とばさずに全曲聴いてみて欲しい。
実はボーカルのアンドレ・マトスの声があまり好みではないのだが、それを補って余りある曲の良さとアレンジが施されているので、そこまで気にならない。ただ、マトスのハイトーンは凄まじい!
楽器隊のテクニックにもただただ舌を巻くばかりだ。特にギターのキコ・ルーレイロは凄まじい!ヤングギターの表紙を飾るのも頷ける。彼のテクニックはジャズ仕込みだというから、気になるギターキッズはぜひチェックしてみて欲しい。

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