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Louder Than Hell / MANOWAR
こうじ ★★ (2004-12-21 13:32:00)
初めて買ったMANOWARの作品。
完膚無きまで打ちのめされ、彼らの虜になった。
ジャーマン系の底の浅さにそろそろ気づき始めてた俺は
この“疾走感というよりはドライブ感"に魅了されたのだと思う。
(B!が“軽快なリズム"と評し、ネタ半分に批判されてたっけ)
当時はそんな聴き方するハズもなく
『あ、何かミドル・ハイのテンポってイイかも♪』ぐらいに思ったかな。
確か同時期に買ったsentencedのamokにもそんな魅力を感じてたな。
で。今にして思えば、こんな形こそが
“ロックンロールを失ってないへヴィメタル"なんだろうな。
単純にテンポの話だけじゃなく、歌メロにしろリフにしろ
何か非常にロックなんだよ。
これだけ閉鎖的で排他的で唯我独尊な、“メタル以外の何者でもない"
サウンドでありながら、これだけロックしてるってのは奇跡的だ。
思うに『メタルしようぜ』っつって部品を集めてから
バンド始めるどっかのメロスピと違い
『湧き上がる初期衝動を音に託し、愛するファンに届ける』
みたいな気持ちで音楽作るんだろうな。
まあ、空回りする事も多々あるバンドだけどさ(苦笑)
このアルバムは非常にバランスがいい。
俺が同じような魅力を感じる作品として
JUDAS PRIESTのKILLING MACHINE
YNGWIEのFACING THE ANIMALS
CARCASSのSWANSONG
AC/DCのFOR THOSE ABOUT TO ROCK
辺りがある。
“ロックを失わずメタルする"ってのは難しいから、
この方向の作品は案外少ないよな。
グレンティプトンが“メタルは難しい"
って言ってたのはそんな事なのかもな。

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