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Killers / IRON MAIDEN
dave rodgers ★★ (2005-09-09 19:03:00)
1stはPRIESTの「BRITISH STEEL」と同年に発表されたことでも知られる名盤。どこか宿命的出会いみたいなものを感じてしまうのはなんだろう。。さておき、エイドリアン・スミス加入の2nd。
ポールのラフな歌唱が初期メイデンの独自性でもあり、パンキッシュな音や荒々しいスピード感が心地良かったこの頃のメイデンだが、これを最後にポールが脱退しブルース・ディッキンソンへと交代したことによって後の方向性は様式美、大作志向へとバンドのイメージは大きく変わっていく。ただ、攻撃的且つそのメロディの良さはさらに後のメイデンへと、すでに楽曲の緩急に具備されている点が大きい。それに名曲も多い。ポール・ディアノ時代の初期2作ともにブルース時代も大好きだが、アルバム全体の勢いとノリなら「IRON MAIDEN」とこれがずば抜けて凄い。でも、メイデン独自の様式美は「IRON MAIDEN」頃からすでに成り立っていたように感じられたが、プログレからのいわれのような変則的な曲展開、流麗で独特な疾走感を持つツインリードの響きであったり、スティーヴの大胆不敵かの如く奏でるベースのメロディと、より様式への推進力が発揮された今作の楽曲はわりあい1stよりコンパクトな印象だがどれもが強烈な個性で魅力的だった。
メイデン像の

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