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So Far, So Good... So What! / MEGADETH
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-08-29 17:48:00)
「デイヴ・ムステイン、キレる!!!」という情緒溢れる一枚(笑)。
破壊度、退廃度、危険度では2ndよりも上。反政府的な様相が全面に渡って繰り広げられます。特にムステイン大佐のヴォーカル・パフォーマンスに関しては、僕はこれが一番好き。世の中全ての物・事象を敵に回した感のある吐き棄てヴォーカルは聴いていてとても気持ちが良いものです。
殆どの曲が殺気立っている中、「Mary Jane」「In My Darkest Hour」の2曲がメランコリックな雰囲気を醸し出してところがこのアルバムにメリハリを与えています。「Anarchy In The U.K.」のカバーも単純にカッコいいですね。
2004年のリミックス&リマスターでは、よりいい具合に音が分散してへヴィになり、多少大佐のヴォーカルが強調された気がします。また、「In My~」の冒頭に短いアコースティック・パートが加えられたのも興味深し。
『破滅へのカウントダウン』からのメロウなMEGADETHサウンドも好きですが、僕はやっぱりこの時期のどうにも手の付けようのない極悪ヤンキーのような雰囲気が好きです。しかもそれでいて音はしっかり考え抜かれているのだから凄い。
ムステインさんにはもう一度この頃の感覚を取り戻して欲しいぞよ。やはりク○リがないと駄目か・・・(禁句)。

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