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Diabolus in Musica / SLAYER
メタラァ ★★ (2004-11-30 17:02:00)
このアルバムで一番印象的だったのはポール・ボスタフのドラム。スネアはそれほどヘヴィだとは感じなかったけど、タムのヘヴィさがハンパじゃない!「ズドドドドド」というのが気持ち良い!
1曲目の「BITTER PEACE」はモダン要素を感じさせながらも「んなこと関係ねぇ」とばかりにSLAYER。
確かに疾走曲は少なく、スロー~ミドル・テンポでズシズシ来るヘヴィなグルーヴで攻めてくる曲が多い。まぁ、個人的には速い曲が多い方が歓迎なんだけど、スローから一気に加速するような場面を目の当たりにすると「今までスローでありがとう」なんて調子の良いこと言っちゃいそうだし。(笑)そういう"流れ"を楽しむことも結構大事だったりする。それでも、曲単位で聴くのは速い曲だけだったりする悪い俺なんです…。
トム・アラヤの雄叫びは年を重ねるにつれてどんどんと"悪"に染まって行き、本作では良質なプロダクションによるヘヴィなドッシリ・リフに全く負けない叫び(と歌)を披露している。
とにかく、速かろうが遅かろうが、古臭かろうがモダンだろうが、SLAYERはSLAYERってこと。このアルバム中のモダンな曲だって、他のバンドと同じには聴こえないもん。
邦題「悪魔の鎮魂歌」というほどドラマティックな展開があるとは思えないのはちょっと残念かも。良いタイトルなんだけどなぁ。

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