この曲を聴け!
Ashes Are Burning / Ashes Are Burning / RENAISSANCE
ギターの国から2002.遺言 ★★★ (2004-08-15 04:19:25)
あの芸術アルバムのタイトルトラック。
人類が想像できる美、儚さ、夢。そのような次元を遥かに越えた奇跡的芸術作品。この何億年もの宇宙のうねりの中で、何故自分が存在するのか、何を見、何を感じ、そして何を愛すればいいのか・・・。そのようなこの世の夢幻泡影さに対する、ひとしずくのヒントが隠されている気がする。
昔、とても嫌なことがあってとても落ち込んで、やりきれなくなった時があった。
そんな時、部屋の窓を開けたら満天の星空が広がっていて、ず~っと見ていたくなった。そしてこの曲を聞きながら、今にも降って来そうなその無数の星を見ていたら、どこからともなく涙が溢れてきて止まらなくなった。
曲が終わる頃には気分が晴れていた。
こんな一人の人間なんて、宇宙の営みに言わせれば目に見えない塵のようなもので、それに比べれば人間の一生なんて、流れ星が流れる瞬間のように短いんだと・・・。
別次元から語りかけてくる、神の声のような作品です。
クラシックがすんなり聞ける人は是非!!!。
ベートーヴェンの第九、モーツァルトのジュピター、ブラームスの1番、マーラーの5番、ブルックナーの8番、チャイコフスキーの悲愴、ドヴォルザークの新世界・・・・・・
この曲、そしてこのアルバムはこれらの作品と同等の位置で語られてもおかしくない音楽界の至宝であり、芸術遺産だと思います。
→同意