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Deep Purple in Rock / DEEP PURPLE
東京限定 ★★ (2005-02-14 14:39:00)
レッド・ツェッペリンがHRで大成功を収めたのに対し、
ディープ・パープルがプログレ路線だったものをHR路線に変更して出した第2期の大名盤。
今までには無いほどにヘヴィなロックをしている。
各パートは皆一流の腕前を持っていたが、荒々しく整理がされていなく、
過激なバトルを展開し、聴き手はそれを堪能することができる内容。
そういう意味でやはりHRを語るにおいて不可欠な作品だと思う。
ツェッペリンがブルースを基本としたHRをやっていたのに対し、
パープルはこの作品で貴族音楽等を基本とした高貴なHRで成功を収めた。
当時プログレが発達してきていたため、キング・クリムゾンのIn The Court Of Crimson Kingと、
今作は時代を代表するどころか、その後の音楽シーンを決定付け、HRかプログレかの選択を迫らせた。
米国での評価は高いとはいえないパープルだが、そういう意味で捉えていくとやはり重要バンドの一つなのは確か。
全曲勢いで押し切った感があるものの、捨て曲一切なしの名盤で、ロック史上にも異色の輝きを放つ。

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