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Promised Land / QUEENSRYCHE
酒とバラの日々 ★★ (2004-02-02 18:30:00)
「エンパイア」までは評価できても今作からは…という人も多いみたいですけど、「約束の地」は彼らの90年代の名盤と評価しても良い内容だと思います。
イントロの後に始まる「アイ・アム・アイ」と「ダメージド」はアルバムのオープニングを飾るにふさわしい、ヘヴィな躍動感のある名曲。
「レイディー・ジェーン」「サムワン・エルス」はメロディが綺麗でドラマチックな展開が素晴らしい。
…日本盤にはよりダイナミックになった「サムワン・エルス」のバンド・ヴァージョンと、
映画「ラスト・アクション・ヒーロー」のサントラに提供した「リアル・ワールド」が収録されているので、
中古で廉価にこのアルバムを購入できるような状況の今となっては日本盤を手に入れた方がお得だと思います。
…でも、蛇足になりますが、この日本盤のライナーを書いている「彼」のライナーはひどいと思います、これは。自分が知る限りでは最低のライナー。
伊藤氏のライナーはいつもの氏らしいライナーですが、「彼」のライナーでは「ボーア以降の量子力学」や「ハイゼンベルグの不確定性原理」
とやらまで引き合いに出して、みずからの「博学」っぷりをさかんに誇示してます。
こんな難解な学術用語まで引用する必要はどこにもありません。要するにジェフ・テイトの視点がこのアルバムで「客観」から「主観」に変化した、
というただそれだけのことなのに。自分の雑誌に書くならまだしも、商品であるCDのライナーという場で妄想だらけの自己顕示欲の塊みたいな
文章を書くな、と声を大にして言いたいと思います。
…まあ、「妄想だらけの自己顕示欲の塊みたいな文章」を書くことにかけては自分も負けてはいませんが…

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