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Seventh Son of a Seventh Son / IRON MAIDEN
酒とバラの日々 ★★ (2004-02-03 12:08:00)
88年発表というだけあってキーボードが強調されていたりと、かなりポップで耳当たりがいいサウンドなんですが、
ヘヴィメタル特有の、作品を思いっきり時間をかけて作り込みまくる志向が最高潮に達した作品。
全キャリア通じて屈指の名曲「イヴィル・ザット・メン・ドゥ」が収録されているし、曲はどれも作りこんだ印象でポップ/メロディアスなので、
ヘヴィメタルを主に聴く人にとってこれを最高傑作に挙げる人が多いというのは良く分かります。完成度はすごく高いです。少しやりすぎの感もなくはないのですが。
でも、矛盾するようですが、逆にアイアン・メイデンのアルバムのなかで一番「ヘヴィメタル」という言葉から縁の遠いアルバムのような気がします。
サウンドにエッジがあまり感じられないし。そういう意味ではスティーヴ・ハリスの色が強いということかな…
あと余談ですが、ドニントンのライヴのライナーによると、88年のモンスターズ・オブ・ロックに出演したメイデンのステージ・セットを
アクセル・ローズに酷評されたことから、スティーヴ・ハリスと大喧嘩になったと書かれていました…こういうトラブルになったのもこの当時のメイデンだからこそかも。

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