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Bastards / MOTORHEAD
殺戮の聖典 ★★ (2004-09-18 12:10:00)
メジャー・レーベルをドロップした背景もあってか、バンドの「自分達のやりたいようにやる!」といったような、ヤケクソ的な勢いに満ちた'94年発表作。
特に「ON YOUR FEET OR ON YOUR KNEES」、「BURNER」、「DEATH OR GLORY」の冒頭からの疾走曲3連発は見事で、その3曲ともタイプの違った疾走感を持っているのだから凄いとしか言いようがない。
それ以降のミディアム・テンポの楽曲を中心としたナンバーもフックがきいており、刻まれるリフが耳に心地よい「I AM THE SWORD」、歌メロのキャッチーな「BORN TO RAISE HELL」、男の挽歌のような渋みを持つ「DON'T LET DADDY KISS ME」、エレクトリック・ピアノも飛び出すロックン・ロール曲「BAD WOMAN」、ダークなリフの「LIAR」、コーラスがかった歌メロがメロディアスな「WE BRING THE SHAKE」、曲のエンディングが感動的な「DEVILS」等、飽きさせることはない。
90年代においてもMOTORHEADは健在であるということを強烈にアピールする素晴らしいアルバムである!

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