この曲を聴け! 

Ode Aux Rats / Dans Quel Etat Jerre / EMMANUEL BOOZ
野崎 ★★★ (2005-12-30 20:22:23)
便所の流れる音・・・・
歪んだギターが這い出てくると
まるで死の間際にでも頭の中で響きそうな、ファンファーレを模したような不気味な演奏。
のたりのたりと動き出し、厳かな合唱を率いて、テンションの高い歌。
そして雷雨を思わす、激しさと恐れに満ちた全体像・・・・・・
しっかり歌っているのに、唸りにも聴こえる歌が素晴らしい。
ジャジーな雰囲気、しかしホントに雰囲気だけで、全ての楽器のテンションは依然高いまま。
その中で相手をひれ伏さす、歌にヴァイオリンソロ。そしてまた元の嵐に飛び込む!
ヴァイオリンも更に熱く、狂います。ベースとの絡みが最高!
こっちまで気が狂いそうになった所で、キーボードの一面を埋め尽くすようなプレイ。
深遠なくせにやはりテンション高し。
呪文じみた歌も加わり、もうえらい事に。しかも伸びやかにもお歌いなさる・・・・・
とどめをさすように野太く絶叫。宇宙の優しさ、キーボードが舞う。
はあはあ・・・・・・・疲れる・・・・・・・。
ラストのガラスの砕ける音にゾクリと。

→同意