この曲を聴け! 

Battalions of Fear / BLIND GUARDIAN
殺戮の聖典 ★★ (2007-08-11 10:28:00)
ハンズィ・キアシュ(Vo,B)、アンドレ・オルブリッチ(G)、マーカス・ズィーペン(G)、トーマス“トーメン"スタッシュ(Dr)の4人からなるLUCIFER'S HERITAGEを前身とするドイツ出身のバンドによる'88年発表のデビュー・アルバム。
プロデューサーはカレ・トラップ。
音楽性はカイ・ハンセンのいたころのHELLOWEENに近く、疾走感ある演奏にメロディアスなコーラスが乗った良質のパワー・メタルを聴かせてくれてはいるものの、本作ではまだそのフォロワーの域を抜きん出るまでには至っていない。
しかし、ファンタジックなメロディを聴かせる「MAJESTY」や正統派パワー・メタル・チューン「RUN FOR THE NIGHT」といった曲は今でもライヴで演奏されることのある魅力的な曲であるし、迫力のあるコーラスが印象的な「GUARDIAN OF THE BLIND」、
スリリングなインスト「TRIAL BY THE ARCHON」からフックのきいたメロディの「WIZARD'S CROWN」に至る流れ、目まぐるしく展開するヘヴィなタイトル・チューン「BATTALIONS OF FEAR」も悪くない。
クラシックの「新世界」をモチーフにした「BY THE GATES OF MORIA」や、やはりクラシカルなメロディのボーナス・トラック「GANDALF'S REBIRTH」といったインスト・チューンもかっこいい。
バンドの持ち味であるファンタジックなメロディはその片鱗を垣間見せる程度であるが、デビュー作としては十分合格点に達しており、将来性のあるB級バンドとして期待が持てる作品であった。

→同意