この曲を聴け! 

Black Sabbath / BLACK SABBATH
酒とバラの日々 ★★ (2004-08-19 19:11:00)
記念すべきデビュー・アルバム。なんといってもタイトル・トラックのインパクトがあまりにも大きいのですが、
思いっきり後追いで聴いた自分からすれば、こういう個性的な音楽が次から次へと出現していた70年代の前半というのは、
スタイルというスタイルが出尽くして過去の財産の拡大再生産ばかりしかない現代から思えばスゴイ時代だったんだなあ…と思いますねー。
ブラック・サバスの音楽には表面的なもの以上に、なにか根底に陰鬱さというか暗さが横たわっているように感じますけど、
これは黒魔術というのを前面に押し出したからというよりも、トニー・アイオミが奏でるナマリ色のギターのトーンにあるのでは。
自分にとっては工業都市バーミンガムで結成、アイオミが工場で指を落としてしまったというエピソードは
ブラック・サバスの「重い・金属的・暗い・おどろおどろしい」といったイメージとすごく合致しているように感じます。
タイトル・トラック以外にも「NIB」「魔女」「警告」とサバス独特のグルーヴ感を発散する名曲も収録。

→同意