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ホワイトスネイク2003のギタリスト。
H・W (2003-04-15 09:23:00)
ここ5年ぐらいずっと「地味渋ダンディ」を気取ってきたデヴィッド・カヴァーデイル、やっぱり「スーパーバンドによる世界制服」に未練があったのか。
しばらく休憩して元気になったと思ったら、いきなりオールスター・キャストで復活。
僕のようなオールド・ファンにとっては今ひとつ閉塞気味だった最近のHR界、久々のビッグ・ニュースですね。
ダグ・アルドリッチはもう10年以上前からその才能を高く評価されながら、いまいち波に乗り切れないギタリストです。
ギタリストとしての腕は超一流。精密かつスムーズな指運びで手数の多いフレーズを流麗にこなし、バラードのソロでは起伏に富んだ構成と精度抜群のヴィブラートで見事な泣きの世界を演出します。
ただ、どうも作曲が淡白になりがちなのでしょうか。
せっかく波に乗りかけたBMRで、(カル・スワンのモダン指向も手伝って)つまづいたまま、起き上がる機会を見出せずにいるようです。
ただ、彼自身、ジョン・サイクス及び「サーペンス・アルバス」には相当影響を受けており、趣味趣向も80年代HRの王道ど真ん中。
「世界制服WSギタリスト」の適任度としては、ジョン・ノーラムと双璧かも。
そんな彼を過去音源で予習するなら、BMRファーストと、彼が中心人物として立ち上げたバンド、「BURNING RAIN」の2枚がお薦めです。
それにしても、やっと手にした「長年の意中の人」をあっさり引き抜かれたDIO翁は心中穏やかでないでしょうな。
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