この曲を聴け!
あの頃は(昔話)
クーカイ (2003-06-15 14:52:00)
正直なところ、ロックだけでなく小説・映画など様々なジャンルにおいて、ポップカルチャーは行き着くところまで行ってしまったような気がしてなりません。今、「最先端」として出てきているものは、いずれも過去の方法論をいかにミックスして新しく見えるようにするかというところにポイントが置かれています。しかし、それは当然行なわれて然るべき行為(ここに至るまで常に行なわれてきた)ですし、過去を完全に否定して全くオリジナルなもの(そんなことが出来たらの話ですが)を作ったところで万人が理解できるものにはならないでしょう。
というわけで、HRが誕生して30年が経ち方法論もある程度出揃った現在では、リスナーも「俺は'70年代しか聴かない」とか、「色々つまみ食いもするけど基本的には'80年代のLAが一番だね」という聴き方をして当然なような気がします。
つまるところは新人バンドも、「俺達は'70年代の音楽が好きだから、それを追求していく」とか、「俺達はモトリーの息子さ。ちなみに祖父はエアロだ」とかいうのが出てきてもおかしくないと思います。
要するに、'90年代半ばまでは音楽を聴くとなるとなんとなく「新しい音楽を追いかける」ことが必要だみたいな気風がありましたが、それも過去のこととなりつつある。これからは好きな年代のものを追求していくような聴き方が主流になりつつあるのではないでしょうか。
ということは、今もっともヒップでクール(死語ね 苦笑)な話題は、実はこのお題(昔話)だったりして・・・(笑)。
JOE吉田さん。ナイスお題!
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