この曲を聴け! 

なんでメタルが廃れたのか
けんしょー (2004-04-22 18:23:00)
お邪魔します。
俺はメタル歴は15年ですが、最近は確かに廃れてきたような気がします。
それは単にオリコンやら売り上げやらの話ではなくて、シーンがもう過渡期を迎えて久しいということ。
そのこころは、エネルギーがないしみんな似たり寄ったり。
たとえば「様式美」という言葉がありますが、容易に内容が想像できませんか?
「クラシカルで哀愁を帯びた疾走曲」とか。
これに「舞うようなギターソロ」「ギターとキーボードの壮絶なバトル」とかが加わってきたり。
要するに、細分化や定型化が進み、先細りしてきた感じがするのです。
昔は大まかに「HM/HR」だったんですよね。
DEEP PURPLEみたいな大御所がドッカといまして。
パイオニアには自由な創造が可能であって、フォロワーはパイオニアを模倣するから自然、狭い。
ロックやブルーズの根などがあって初めてHM/HRなのに、根をHM/HRに求めると先鋭化するしかない。
リッチーをフォローしたイングウェイ、イングウェイをフォローしたバンド、みたいに、
これからはフォロワーをさらにフォローする若者が出てくるのでしょうね。
コピーでもDNAでも、複製を重ねれば精度は落ちますよね。
同じように、HM/HRをコピーしたHM/HRってのは、やっぱりオリジナルには敵わない。
いくらコージー富田がタモさんを上手に模倣したって、所詮タモさんには敵わないように。
そうすると、今度はテクニックに走ったり。
でもそれも所詮イデオロギーのコピーという点では同じことでしょう。
さらに、テクニックをしこしこ研ぎだすと、こんどはロックがもともと持っていた
エネルギーの爆発が小さく小さくなっていくように感じます。
まあ、これは個人の趣向ですから、それはそれでいいと思いますが。
もしくは過激さを増したり。
まあ、これも個人の趣向ですから、それはそれでいいと思いますが。
それはそれでいいんですよ。念のため。
まあ、うだうだと愚痴ってしまいましたが、そんなこんなです。
ミュージシャンとしてのルーツをしっかり持ってて、「HM/HRしか聴かない」なんてことのない、
幹の太い若者が温故知新なHM/HRを展開してくれることを待ちわびておきます。
全部「音楽」だもんね。

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