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なんでメタルが廃れたのか
SHADOWLORD (2004-10-31 14:59:00)
HMは廃れていない。むしろ、栄えているように思える。80年代に比べHM自体が多様化し、さまざまなジャンルができて、新しいバンドも毎月のように続々と出現してきている。英米バンドが主流だった80年代に比べ、90年代以降は(厳密には80年代後半だが)ヨーロッパから、日本人好みの素晴らしいバンドが大量に現れた。個人的には80年代よりも面白くなってきていると思う。
「廃れた」と感じるのは、やはり80年代に固執している人が多いのだろう。勿論、あの頃はいい時代だった。が、今のHMシーンはそれ以上に質量共に充実してきている。ただ、80年代に比べ、一般メディアに採り上げられることがなくなった。それだけの事だ。
一般人にとってHMはうるさいだけ。ドラゴンや城、ドクロといった幼稚なジャケ。入り込みづらい上に、友人知人との話題に上ることもないし、テレビや新聞にも出てこない。一般人には必要ない世界なのだ。だから「流行」しなければ、自分から聴こうとはしないだろう。
HMはもともと閉鎖的な音楽なのだ。暗い、現実逃避的な音楽。ドラゴンや城、騎士、ドクロといったジャケットアートに歓喜する。好き者同士が集まって、こうやってネット等でマニアックに、オタク的に語り合う…。こんな音楽は、他にはプログレくらいしか見当たらない。こういう状況を否定的に見るHMファンもいるようだが、私は肯定的に捉えたい。それでイイではないか、と。オタク的に語りたくなるほどHMとは他の音楽ジャンルに比べ、広く深く、魅力的な世界なのだと思う。
また、「HMしか聴かない」のは良くない、という風潮があるが、それはどうかと思う。所詮趣味なのだから、いろいろなジャンルを聴くのも、HMしか聴かないのも、その人の勝手じゃないかと思うのだが。「HMしか聴かない」のがその人にとっての音楽の楽しみ方であるならば、それでイイじゃないか、と思うのだが。
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