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The Wall / PINK FLOYD
酒とバラの日々 ★★ (2004-01-31 09:00:00)
1979年発表のロック史に残るコンセプト・アルバム。アメリカの売り上げだけでも2300万枚を超える超大ベストセラーでもある。
このアルバムでの主役はロジャー・ウォーターズであり、デイヴ・ギルモアはギター職人と化している。
従来よりプログレ的な音像は影を潜めて、分かりやすくなった幻想的なメロディもいいのだが、
このアルバムの魅力の大半を占めているのはロジャーの提示した歌詞をもとにしたアルバム・コンセプトだ。
一言でいえば「他者との間に築いてしまった壁」ということなのだが、ロジャーいわく「コミュニケーションすることの重要性」のことを言っているらしい。
たぶんアルバムを聞き流しただけではそれほど良い作品とは思わないのではないだろうか?かく言う自分もそうだったので…
あくまで歌詞やアルバム全体の文脈の中で聴かなければ、???というような楽曲も多いのでは?(特に1枚目の後半)
でも2枚目の「ヘイ・ユー」以降は楽曲自体のメロディの質が押しなべて高く、楽曲単体で聴いてもOKだと思う。

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