この曲を聴け! 

The Wall / PINK FLOYD
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-08-18 22:23:00)
曲ごとに場面が変わっていくさまは見ていて、いや、聴いていてゾクゾクします!。
音楽的には、初期のような怪奇さや神秘性は減退しています。逆にもっと大衆的というか、僅かながらAOR風味も感じることが出来ます。
これは一曲一曲聴くより、初めから終わりまでぶっ通しで聴くのが一番。「Another Brick In The Wall」だけ聴いてこの作品を理解したなんて思っちゃダメ~ッ!!!。
そしてまた作品理解のコツは歌詞を見ながら曲を追いかけること。こうすることによって場面がいっそうイマジネーションとして頭の中に浮かびやすくなります。逆に歌詞の理解なしでは作品を解釈することはできない、と断言いたします。ちなみに歌自体がゆっくりなFLOYDなのでかなり英語の勉強になるとおもいますよ。知らない単語や熟語、口語表現も豊富なので。
しかし対訳の山本安見さんという方は天才ですね~。完璧な対訳ここにあり!!!と言った感じです。決して直訳ではなく、場面場面に応じた感情的な解釈をしているのが見事。特に「The Trial」の訳し方のセンスは凄い。感動した!!!(純ちゃん風に)。
考えさせられることの多い、FLOYD最後の超大作にして大傑作だと思います!!!。

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