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コンセプト・アルバム
ふぁうすと (2005-07-22 00:40:00)
>The Dark Side Of The Moon/PINK FLOYD
コンセプトアルバムでOKだと思いますよ。
コンセプトアルバムの定義が「何らかのストーリーをアルバムの楽曲全体で表現している」と一般的に思われがちですが、
本来は「何らかのコンセプト(テーマ・概念)がアルバムの楽曲全体に貫かれている」というべきだと思います。
「ストーリーを~」はコンセプトアルバムの中でも「ストーリーアルバム」と特筆すべき存在と言えるかも。
「ロジャーは人間を狂気へと導くあらゆるものを曲にしてみようと考えた」(デヴィット・ギルモア)
「『狂気』のアプローチの仕方は他のアルバムと何ら変わっていないが、ひとつだけ違うとすれば、それは『狂気』がコンセプト・アルバムということかな(中略)A面の曲の内容がB面にある曲と何らかのつながりをっもたすというふうにコンセプト・アルバムなりのアプローチをしなければならない」(リチャード・ライト)
(上記アルバム解説より引用)
方法論は詳しいことは知識不足なのでどうこう言えませんが、つまりは「人間を狂気へと導くもの」をそれぞれの曲で断片的に示し、それらを楽曲としての流れを持たせつつ全体としてまとめあげる、ということではないでしょうか。
・月の裏側=狂気(欧米では実際にこういう意味を持つらしい?lunaticとか関連してくるのかな)
・「あの太陽の下 すべては調和を保っている/だが その太陽は徐々に月に侵蝕されていく」(対訳より)
がこのアルバムの解釈をする鍵だと思います。暗喩的で難解。自分もよく分かりません。
長々と書いておいてこのまま何も挙げずというのはアレなので、Tommy/THE WHOを挙げておきます。

→同意