この曲を聴け!
GREAT WHITE
HIGASHI ★★ (2003-02-28 01:42:00)
《REQUIEM》
イヤな予感がずっとしていた。昨年12月に彼らのCDを予約した際、僕はいつも前金で全額払ってあとは受け取るだけにしているのに、何故かこのCDが手に入らないような気がして1円も入金しなかった、生まれて初めて・・・・・
2月22日 朝からボンヤリBSのワールドニュースをみていた、いつもは観ないのに。最初ドイツのテレビ局がアメリカのナイトクラブで95名が死亡する大惨事があったと報じた。バンド名がその時はわからなかったので、知っているバンドでなければいいけど、と思った。続くイギリスのBBCの時、事故の翌日心配で真っ先に帰ってきたリードヴォーカリストのインタビュー場面が映し出された時、我が目を疑い、右下のクレジットを確認した。そこには間違いなく“JACK RUSSELL"とあった・・・・
なんてこった、JACKのNEW BANDか、とその時は誤解した。そしてアメリカのABCではさらに詳細な報道がなされ、バンドの看板が映し出される、“GREAT WHITE"と。そして報道の最後にこう締めくくった
「今回の犠牲者は最前列にいた80年代から彼らの音楽を愛し続けた20代後半から30代のファンがほとんどでした・・・」
そう、僕のような人達ばかりが犠牲になってしまった。おそらく遺族の方々は彼らの事は一生許さないだろうし、恨み続けるでしょう。でも待って欲しい、もし僕がその場で犠牲になっていたとしても、家族達にはバンドを嫌って欲しくないと思うだろう。僕の部屋の彼らのCDはやはり大切に扱ってくれよ、と願うだろう多分。事故と音楽は切り離して考えてくれよ、と天国から叫ぶだろう。
今回の事故でバンド側は一生涯に渡る重い十字架を背負う事になった。目の前で自分のファンや仲間が犠牲になったJACK、翌朝真っ先に駆けつけた彼の顔はひどく憔悴しきっていた。これからずっと彼は良心の呵責と戦い続けなければいけなくなってしまった。自分との孤独で深く暗い戦いが彼を責め続けるのだろう・・・・
でもね、犠牲になったファン達はきっとあなたが音楽活動を止めるのは望まないと思うよ。そして今生きているあなたのファンもね。世間の風当たりは強いだろう、でもだからこそあなたを支えていきたいと思うんだ。20年間もいろんな曲をこの世に送り出してくれたあなたと共に歩いていくさ、ファンだからね。
今回犠牲になってしまったファンの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。亡くなったあなた達の分まで、残った僕たちがバンドとJACKを支えていくから、どうか安らかに眠ってほしい・・・・・
愛する96名の友へ HIGASHI
→同意