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Live Sentence / ALCATRAZZ

ピーチ ★★ (2004-10-04 05:00:00)
俺もこのアルバムは墓に入れたいと思ってる作品のひとつ。
しかし、ライブビデオ「アルカトラス パワーライブ」の方をお勧めしたいかも。
うろ覚えの部分もあるけど、とりあえずは、「ライブ センテンス」とほぼ同じ。
テイクもほぼ同じと思うんだけど、つまりライブ撮影していたものをCD盤として手直ししたものが、ライブセンテンスと見るほうがすっきりする。
CDには入りきらなかった曲も数多い(もちろんロスト イン ハリウッドも)。
で、このライブビデオ。多分オーバーダビングはされてないかと。
イングヴェイのミスも入ってるし(たとえばロスト イン ハリウッドでギターヴォリュームノブをさげてしまい
小指であげるとこ*その瞬間舌を出すインギーとか、グラハムにいたっては、CDよりももっと音程はずれまくり。
アイ ランド イン ザ サンとかものすごい*ここもグラハムが苦笑いし、その後のフレーズは腹から渾身の声を出そうとする等など)
インギーの運指もビデオを見る限りあってると思う。
なぜ、ビデオをCDライブ用にオーバーダブ(もしくは取り直し)したかと言うと(ま、普通誰でもやることではあるが)、
俺なりの推測だと、
1、ミスとライブならではの勢いで弾いてるため、インギー自身が納得いかなく取り直し
2、ストラトならではの音の薄さでオーバーダブ(特にバッキング)
シンス~のイントロなんて、ビデオでは当時たまに使っていた、アリアのフライン グVだよ。しかも、ピックアップはシングル3連。CDとは音の厚みが全然違う! シングルコイルであんな音は出ないって!(一応当時としてはってことで)
3、インギーはライブ中暴れまくり。いわゆる、モニターやアンプにギターをこすりまく ったり、シールドで弦をグシャグシャやったり。そんなノイジーだらけの音はCDだ と伝わりにくいから、取り直ししてるのかと。
以上が、主だった理由だけど、インギーのミスはほとんど取り直してるのに、グラハムはCDでもはずしまくりってとこに、ちょっぴりなごみも(笑)
勢いでダーっと書いてしまったけど、俺的にはグラハムはいまだにNO1のヴォーカルだし、インギーもやっぱ今と比べると、ぜんぜんエモーショナルな感じがする。
ソロをしっかり構成してるからね。
どんな曲でも、アドリブもしっかり起承転結してるし。
ナイトゲームなんて、CDとビデオでソロがまったく違うんだけど(CDはアドリブっぽいけど、そうとう構成したソロ)、
レインボーの曲にいたっては、推測だけど、アマチュア時代から、好きで好きでしょーがなかったし、何度も演奏してるんだろーなーって
言うくらい、しっかりとした構成のソロになってるし。
その構成してる(はずと思う)ソロが完全にアドリブに聞こえるのも、インギーのすばらしいとこだし。
ロスト~のソロなんて、鳥肌もんですぜ。正直リッチーよりいいよ。
このビデオって、もう絶版なんだろーなー。
ライブセンテンスを好きな人ならぜひ、見て欲しい作品。
長文失礼しました。