この曲を聴け! 

田舎の住宅街にてスラッシュメタルを叫ぶ(笑)
Blazing Blast (2006-09-13 19:40:00)
「Blazing Blast 名作を語る」
前回の「TERRIBLE CERTAINTY」に続き第2弾。
今回の登場作品は、DARK ANGELの「DARKNESS DESCENDS」です。
後に、DEATHやSTRAPPING YOUNG LAD、OLD MAN'S CHILDの作品で大活躍する、
超人ドラマー、ジーン・ホグランが在籍していたことでも知られるDARK ANGEL。
本作は、ジーン初参加作品である、1986年発表の2ndです。
DARK ANGELというと、一般のスラッシュファンの間では、
「67分で246のリフ」という叩き文句でも有名な
1991年発表の4th「TIME DOES NOT HEAL」が名盤とされていますが、
個人的には"スラッシュメタル"という音楽を最も強く表しているのは、本作ではないかと思います。
確かに、「TIME~」と比べると、演奏も非常に荒いし、
プロダクションも決して良いと言えるほどではありません。
しかし、それらの(あまり言い方は良くないですが)マイナス要素があってこそ、
本作はアグレッシヴな本来の姿を保てるのだと思います。
ジーンの激烈無比なドラミング、エリック・メイヤーとジム・ダーキンの止まる事を知らないリフ攻撃、
そして、ドン・ドーティの狂気を増幅させるかの如く響き渡る歌唱。
2000年代に入り、数多くのスラッシュメタルの作品が再発されるようになりましたが、
本作の再発は、個人的には「待ってました」としか言いようが無いです。
今年で、発売から20年が経ちますが、何ら衰えることなく生き続けている作品です。
これほどまでに凄まじい作品であるにもかかわらず、知名度は今一つという現状は非常に残念です。
そのため、本作は「隠れたスラッシュの名作」ということにしておきたいと思います。
前回取り上げた「TERRIBLE~」と共に、スラッシュメタルの全盛期である80年代だからこそ、
誕生することの出来た本作に改めて感謝・・・。
では、この辺で失礼いたします。

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