この曲を聴け! 

The Triumph of Steel / MANOWAR
Blazing Blast ★★ (2006-07-27 19:23:00)
本作と言えば、やはり1曲目のAchilles,Agony And Ecstasy In Eight Parts(私は、アキレス組曲と呼んでます)でしょう。
この曲は、全8章28分という超大作です・・・・・なんて説明は上の皆さんのコメントを読めばお分かりでしょう。
私が初めて聴いた(買った)MANOWARのアルバムがこれでした。人によっては、「いきなりこれかよ」という意見も出てくるでしょうし、
「「SIGN~」や「KINGS~」を聴け」という人もいると思います。うにぶさんと同じく、私も神話好き(主に、北欧神話ですが)なので、
イリアッドをモチーフにした詩の内容はとても興味深かったです。
それどころか楽器隊のソロ、特に、ジョーイの「殆どギターと互角、時に楽器のレベル超えている」と思わされるベースプレイは、
ギターメインで聴いていた私にとっては、カルチャーショック(?)でした。
聴く人を選んでしまう問題作である本作ですが、2曲目以降はいつものMANOWARの曲です。
正に"真のメタルアンセム"と呼ぶに相応しいMetal Warriors、
スピード感と緊張感溢れるRide The Dragon、
戦う漢達・MANOWARを象徴するThe Power Of Thy Sword、
リラックスした感じだが心地よい荘厳さに包まれたMaster Of The Wind。
アキレス組曲のせいで「問題作」と見られがちな本作ですが、こんなに凄い曲がずらりと並んでいるのです。一聴の価値はあります。
私にとっては、MANOWARの一つの頂点。
そして、一つのへヴィメタルの理想郷でもあると思います(あえて、"理想型"でなく"理想郷"です。)。

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