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名盤まであと一歩…
Usher-to-the-ETHER (2008-07-26 12:16:00)
BEHERIT / Drawing down the Moon
フィンランドのプリミティブブラックの2nd。
神秘的なメロディや畏怖を感じさせるキー、ドゥーム並に低音が強調された音質、何かを
吐いてそうなVoによって醸し出される、邪教の儀式のようなカルトな雰囲気が素晴らしい作品。
…なんですが、音が小さすぎて萎える…このせいで50%くらい魅力を損なってそうなアルバム。
ARCTURUS / Sideshow Symphonies
1stではシンフォニックブラック、2ndではアヴァンギャルドメタル、3rdではヘヴィメタル
寄りと、作品毎に異なる視点から宇宙観を追求してるバンドの4th。今回はプログレッシブ
ロック寄りの作風で、質的にも今までと全く劣らない、丁寧な仕事がなされてる感じ。
なのに音が小さい!!だけでなく、曲によって音量が違うという暴挙。惜しすぎる…。
VELES / Night on the Bare Mountain・Black Hateful Metal
ポーランドのペイガンブラックの1stと2ndのカップリング。
1stではペイガンらしい叙情的メロディ、2ndではプリミティブという言葉を拡大解釈したかの
ようなアレンジが聴けますが、これも音が小さい。CDに手が伸びにくくなるレベルの小ささ。
MANES / How the World Came to an End
ノルウェーの元シンフォニックブラックメタルバンドの3rd。
今作はエレクトロニカ、トリップホップ、ジャズ方向に舵を切ってますが、近未来的な情景を
描きながら全体を通じてブラックにも通じる終末観が漂っていて、雰囲気は完璧。
ただ、ヴォーカルが猫なで声で歌うパートが多く、似た路線のULVERの5thやTHE 3RD AND THE
MORTALの4thと比べてヴォーカル面は魅力に欠ける印象。でも多国籍語でのラップなど、
かっこいいパートもあるので、全体的なヴォーカルの印象としてはまあまあ。
これで前述のバンドくらいVoが良ければ、個人的には大名盤なんだけどなあ…。
今回はこの辺で。
基本的にメタルは少なくともJ-POPよりは音を小さくしないで欲しいです。

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