この曲を聴け! 

TERRA NOVA
うにぶ (2003-02-24 20:34:00)
えーと私はそれほど詳しくないし、AQUILAをまだ聴いてないので、比較ができないのですが…。アルバム持ってる人なら誰でも知ってるようなことでも良ければ、TERRA NOVAについてちょこっとはお教えできます。
TERRA NOVAはオランダのメロディアス・ハードをやるバンドで'96年に1stアルバム『LIVIN' IT UP』でデビュー。BURRN!!誌のレヴューで確か95点ついたせいもあって日本ではけっこう人気が出たはず。'97年に2nd『BREAK AWAY』、'99年に3rd『MAKE MY DAY』を出して、結局解散しちゃいました。
メンバーはフレッド・ヘンドリックス(vo,g)、ジェスイーノ・デローザス(g)、ラーズ・バウヴィング(ds)、ロン・ヘンドリックス(key)、ルシアン・マテウソン(b)の5人。3rdではルシアン・マテウソンの代わりにエリック・コーネンって人がゲストでベースを担当してました。
フレッド・ヘンドリックスがリーダーで、大半の曲の作詞・作曲、そして全アルバムのプロデュースをしています。
音楽性についての表現は1stの帯叩きが適切だと思うので全文引用します。「ポップ・フィーリング溢れる美しいヴォーカル・メロディを重厚なハーモニーが包み込む。瑞々しく透き通るサウンド、爽快にして感動的、オランダから登場した超良質のハード・ポップ・バンド、デビュー・アルバム!!」
まさにこのまんまの音楽でした。付け加えるなら、基本的にはアメリカン・ハード・ロック(ポップ)系の音楽で、アメリカの土臭さを抜いて、そこに爽やかな北欧系の透明感を与えたような感じです。哀愁や泣きだけを求めると外れでしょうけど、朗らかな明るさも味わいたい場合はばっちりのはず。
TNTとかBOSTONと比較されたりもしてましたが、それも頷けます。ヴォーカルが少しハスキーな声質なので、軽くなりすぎないのも良かったです。ギターやキーボードもしっかり目立ちつつ、過剰にはならない曲重視の姿勢を貫いています。
軽快なアップテンポ・ナンバー、ミドルテンポのメロディアスでじっくり聴かせる曲、胸に染みるバラードと、どのタイプの曲もハイ・クオリティで3枚全部捨て曲と呼べるものがなかったです。3枚のうちどれを先に買っても、他の2枚も気に入ると思います。多少の違いは当然ありますが、みんな基本的には同じ路線なので、どれもお薦めです。3rdだけはちょっと毛色が違う曲も入ってますが。
悪い曲がないのでお薦めの曲っていうのも特にないんですが、個人的には躍動感溢れる1stの1曲目「LIVIN' IT UP」の最初のハーモニーが流れた瞬間にノックアウトされたので、特に思い入れがありますね。
中古で手に入れにくいということですが、けっこう中古で見かけます。800円前後くらいで落ちてますので、こまめに探せばきっと買えると思います。
多少は参考になりますか?
もっと詳しく「こういうことが知りたい」ということがあれば、その時また。

→同意