この曲を聴け! 

上手???下手???
YOSI (2003-03-18 22:58:00)
これは難しいっすね~。複雑なフレーズ、ハイテクニックを使えば上手いのか?でも意外とよくあるのは、ものすごいテクニックを使おうとしているが、安定していなかったり、聴き手に不快感を与えていれば、「上手い」とはいえないだろうし。その反対で、ものすごくシンプルなテクニックしか使っていないけど、演奏にまとまりがありかっちり決まっている場合はやはり「上手い」といえるだろうし。あと、「雑」な弾き方、歌い方、叩き方でも、それが逆にワイルドでラフでカッコイイこともあり、丁寧で緻密でも迫力がなければ「上手い」とはいえないだろうし。デカイ音でド迫力にプレイするのが「上手い」こともあれば、小さい音をクリアに表現する「上手さ」もありと。
とりあえず僕の考える「上手さ」とは、その音楽性にマッチングした演奏スタイルで、楽曲自体の魅力を最大限引き出していれば「上手い」と思いますが、それはかなり主観的なものであり、人によって「上手さ」の定義も感覚も違う気がします。B!誌で楽器プレイヤーの人気投票がありますが、あれは正直どのくらいの人が、楽器の上手さを基準に選んでいるか怪しいと思っています。好きなバンドのメンバーを選んでいるだけじゃないかとか、みんな(評論家)とかが誉めているから上手いと感じているだけじゃないかとか。
ただ、自分で楽器を演奏する人なら、自分にそれが可能か?自分のレベルと比べてどうか?という基準で、「上手さ」を測ることができます。僕はDrをかじっているから、多少はドラマーの上手さを自分なりにとらえています。でも、スタイルが違うが圧倒的に上手い2人のドラマーがいたとして、彼らのどちらがより上手いかなんて、個人の好みの問題でしかないと思います。
さらにいうなら、ライブで観ても、よほど冷静な判断力と確かな耳を持っていないと、案外上手い下手に気付かないことも、メタルでは良くあります。メタルは音がデカイので、迫力に圧倒されて細かいニュアンスやミスが聴き取りにくいんです。雑誌なんかで「演奏が下手!」と酷評されるバンドでも、案外ライブにいったファンはそんなこと気付かず熱狂していることも多いです。よほどひどいミスとか、音楽が全く魅力がないなら別ですが。雑誌でぼろくそにけなされて、初めてそのバンドの下手さに気付いたり・・・。
長くなりましたがこんなとこで。
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