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Wheels of Steel / SAXON
殺戮の聖典 ★★ (2007-04-30 08:19:00)
全英チャート5位を記録したバンドの代表作でもある'80年発表の2nd(邦題は「暴走ドライヴィン」)。
ここ日本では本作にてデビューを飾った。
メインとなるのはMOTORHEADのような痛快な激走ロックであるが、ビフの上ずり気味の歌メロを中心としたメロディアスな一面も聴き逃せない。
バイカーズ・アンセムともいうべき超名曲「MOTORCYCLE MAN」を筆頭に、ギター・リフがメロディアスな「STAND UP AND BE COUNTED」、繰り返されるヘヴィ・リフがかっこいい「FREEWAY MAD」、ブギー調のロックン・チューン「STREET FIGHTING GANG」、爆音の塊のような「MACHIN GUN」といった彼等お得意の疾走曲はもちろんのこと、ブリティシュ・ヘヴィ・メタルらしい哀愁に満ちた「747(STRANGER IN THE NIGHT)」、ライブでは大合唱となる縦ノリ・ナンバー「WHEELS OF STEEL」、メロディアスな疾走パートからグルーヴ感のあるヘヴィ・パートへのな展開が秀逸な「SEE THE LIGHT SHINING」、歌メロがキャッチーな「SUZIE HOLD ON」といった曲も素晴らしく、捨て曲は一切なしのNWOBHMを代表する名盤である。
リマスター盤にはボーナス・トラックとして「WHEELS OF STEEL」の7インチヴァージョンとライヴ、「JUDGEMENT DAY」、「SEE THE LIGHT SHINING」、「747 (STRANGERS IN THE NIGHT)」、「STALLIONS OF THE HIGHWAY」を収録。

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