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Balls to the Wall / ACCEPT
殺戮の聖典 ★★ (2006-06-11 11:22:00)
アメリカ進出のきっかけとなった'84年発表の5th。
プロデュースはバンド自身、エンジニアはMSGを手がけたルイス・オースチン。
ギターの片割れにハーマン・フランクが加入。
全体的にミディアム・テンポのナンバーが中心となっていることから地味であるとの声もあるが、どうしてどうして。
この作品は「男の挽歌」的な哀愁の度合いが素晴らしく、個人的にはJUDAS PRIESTの「DEFENDER OF THE FAITH」と双璧をなすものである。
男声コーラスがヘヴィで迫力満点な永遠のアンセム「BALLS TO THE WALL」、グルーヴィーなリフがかっこいい「LONDON LEATHERBOYS」、ウドが狂獣のようなシャウトを聴かせる「FIGHT IT BACK」、哀愁漂う歌メロと美しいギター・フレーズの名曲「HEAD OVER HEELS」、こちらも歌メロに哀愁漂う隠れた名曲「LOSING MORE THAN YOU'VE EVER HAD」、ギター・リフとブリッジのメロディがかっこいい「LOVE CHILD」、歌メロが感動的ですらある「TURN ME ON」、正統派ヘヴィ・メタルの「LOSERS AND WINNERS」、やはり哀愁あるメロディが秀逸な「GUARDIAN OF THE NIGHT」、クリスタルのような輝きを放つバラード「WINTERDREAMS」と、捨て曲なしの名盤。

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