この曲を聴け! 

アナログレコード
はっちゃん (2009-06-23 18:58:00)
>チョッパーさんのおっしゃるとおり。いちいち頷いてしまいました。
まず、購入後自分の家にたどりつくまでの緊張感が違いましたね。
ぶつけるとジャケットがダメになったり、ひどいときは盤そのものが破損する。
だから、なけなしの大枚を投入して買った大事なレコードを家に持ち帰る時は、
急病の赤ん坊を抱いて小走りになる母親の心境でした。
で、ターンテーブルに乗せるときはもう、儀式の始まりです。
静電気がおきないように静かにジャケットから取り出し、そっとクリーナーで一拭き。
(恐ろしい事に輸入盤は内袋にすら入ってないものも多数ありましたね)
指紋がつかないように両手で盤を挟み込みやさしくターンテーブルに乗せる。
スタビライザーを乗せてシェルを閉じ、スタートボタンを押す。
この一連の儀式を含めて「音楽を楽しむ」という行為を認識していたように思います。
せっかちな僕も、この儀式だけは疎かにはしませんでした。
でチョッパーさんのおっしゃるように、A面B面があるというのはまさしくポイントで
アーティスト側もそれを意識した作り方をしていましたね。
総じてB面の1曲目というのは、ものすごく期待値が上昇するのです。
わかりやすい例を出すと、一連のプログレやQUEENの2ndはアナログならではの
アート・フォームだと思うし、CDでは、その魅力は半減していると思われます。
(最初からCDで聴いた人には関係ないのでしょうが…)
かく言う僕も、現在アナログ・システムは売却してしまい、CDのお世話になって
おりますが、もっと歳をとったらレコードを楽しみたいなぁ、なんて思ってます。
実家に眠っているお宝の数々は、このまま朽ちさせるには忍びないし。
このお宝のおかげで、実家の自分の部屋は床が傾いてしまったんだけど、
絶対に売る気はありません。

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