この曲を聴け!
Cosa Nostra Beck-ola / JEFF BECK
K.Y ★★ (2003-10-07 21:28:00)
第一期ベックグループのセカンドアルバム 1969年発表。
アルバム収録曲のうち2曲がカバー,後はオリジナルではあるが,とにかく全面的にベックの攻撃的なギタープレイが打ち出されたアルバムである。
当初,国内盤で発売された時は見開きジャケットで内側にその頃活躍しておられたニューロック(懐かしい言葉だ!!)派のゴールデンカップスからルイズルイス加部氏,同じくケネス伊藤氏,またパワーハウスから陳信輝氏の御三方がベックに対する御自分の思いなどを書いておられたことが懐かしい。
さて,オープニングを飾るのはALL SHOOK UP! あのエルビスの名曲のカバーだと言ってもほとんど分からないような大胆なアレンジでヘビーな曲に生まれ変わっているし,アルバム全体に言えることではあるが,メインギターをそれまで使っていたレスポールからストラトキャスターに持ち替えてトレモロアームを効果的に用いてトリッキーなプレイを聞かせてくれている。
また曲によってはレスポールも使っているようだ。
ストラトキャスターを使った理由としては,やはりジミヘンドリクスの存在が大きかったことではないだろうか。
特に現在進行形のロックを聞いておられる若い方は,このアルバムを聞かれてどう思われるのだろうか? 今から34年も前に作られたこのアルバム。
ロックに興味を持たれた若い方も古い! と言わずに一度ぜひ聞いていただきたい。この頃から彼等はものすごいプレーをしていたのだ。温故知新。
ハードロックの古典的名作。
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