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Cosa Nostra Beck-ola / JEFF BECK
猿葱 ★★ (2005-06-24 18:17:00)
アルバムに初めて自分の名を冠した一枚は
真正ハードロックと言ってしまっても良い位の出来である!
曲はエルヴィスのカヴァであったり、ホプキンス一発!なものであったりと
アルバムとしてのコンセプトは希薄であるが、
中身は前作『TRUTH』をより個性的なへヴィに発展させたこととともに、
なおかつ正式に加わったホプキンスのピアノが
バンドを更に研ぎ澄ますような心地よい緊迫感を生み、全体を満足させるものとなっている。
が、しかしその"個性的な融合"は人間関係の面では通用できず、
↑のアルバムを最後に第1期の終焉を迎えることになる。
ベック個人としてはロッドと離れることは最大の転機であったことは間違いない。
つまり、あれだ。前の彼氏・彼女以上の人を求めても
結局、一番最初の人が一番思い出深くていい人だったなんてことがよくあるように
彼もまたロッド以上のヴォーカリストを見つけられず、
今日の一匹狼スーパーギタリストの道を歩んだ。
そんな歴史の第一歩を踏み出すという意味でも重要な一枚なのかな?
この当時をベック本人は「誇りに思う」と語っている。
今現在であってもそれくらい充実のできる楽曲が揃っている!

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