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自殺について
toratoratora (2005-01-16 00:17:00)
HMらしい、重~い話題ですね。
「生きる苦しみ」が、「死」という生物としての根源的な恐怖を凌駕したとき、
自殺という選択肢を悪と決めつけることの正当性は疑問です。
なぜなら、その者に「死以上の苦しみ」を受け続けることを命じることになるのですから。
自殺を悪とする正当性を見出すとしたら、それは死ぬ本人のためではなく、残された者の
ためだとも言えます。
逆にいえば、自由意志による自殺が、残された者の利益になるのであれば、自殺が正当性
を有する結果になることもあり、いわゆる「切腹」「玉砕」もそういう見地から位置づけることも可能です。
ただ、切腹の問題性は、「お家のため」にやるという点で、自由意志に基づいている
かというと甚だあやしかった点であり、玉砕の問題性は、「お国のため」が実際には
一部の階級の利益に過ぎなかった点です。
要するに何が言いたいかというと、「死ぬのは勝手だけど、ちったぁ周りのことも考え
ろよ」ということです。
ただし、目の前で死のうとしてる人がいたら止めます。
だって、自由意志以外にも「衝動」というやっかいなものが人間にはつきまとって
いるから(ここが難しい)。
→同意