この曲を聴け! 

BLUE BLOOD / X JAPAN
HELL-BITES ★★ (2004-10-21 14:28:00)
楽曲的にはX、いや、日本のスピードメタル系の傑作だと思います。
スラッシーな部分とクラシカル・メロスピ的な部分の共存、スケールの大きい展開、バラードの美しさ、たまに見せるポップ感覚及びエスニック風味等々、かなりヴァラエティに富んでいますが、散漫かと言えばとんでもない。まさに未知数な楽曲がXらしい。
でも音質は悪いですよ。人によっては多いにマイナスポイントになり得るよ。
白狐さんの意見で
「昔の音源の音質が悪いのは仕方の無いことだと思いますよ。
Xとは関係ありませんが70年代から存在している「JUDAS PRIEST」が良い例だと思います。
レコーディングや音質に関して言えば辛いところもありますが、
新旧問わず、大勢のメタルファンを魅了してきたのですから。」
と言うのがあったが、それとこれとは話が別。というか、ジューダスだって「殺人機械」以降の音質は「ブルー・ブラッド」のそれよりずっと良い。80年代末にメジャーから出されたこのアルバムがジューダスの70年代の音源と同レベルかそれ以下だったら、やっぱ問題だと思うけどな。
楽曲のスケールが大きいだけに、余計目立つんだよな、音の悪さが。でも、俺みたいにファンから見たら、その音の悪さがまたXらしいと言うか。学校で、素行が悪いのに成績メッチャ良いヤツっていたじゃない。全く関係ないけど、そう言うのを思い浮かべた。話はそれたが、メジャーメタルファンなら、ちょっとこの音質はイヤかもなあ。
ただ、確かにそれを理由に聞かないには惜しいアルバム。楽曲的には邦洋問わずヘヴィ・メタルの傑作であると思うので。だから、聴いてない人は1度は聞いて欲しい。「ヴァニシング・ヴィジョン」「ジェラシー」も合わせて。
あと、よく「テクがない」とか言われてますが、プロに恥じないテクは余裕で持ってますよ。もっと下手な人がたくさんいるのに、なぜXだけぼろくそに言われるんだかサッパリワカラン。百歩譲って下手だとしても、別に下手だから何だと言うんだ。メタル=演奏力、ではないだろ。
→同意