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Re:航海船ナグルファー号
S.a (2003-08-30 15:47:00)
第2話 ラナレイン
「ふあぁぁぁ・・・」
カイは大きなあくびをして目を覚ました。ふと窓に目をやると、大きな街が見えてきた。
「あ、着いた。」
カイはすぐに、エリサの部屋に行った。
「エリサ、ラナレインに着いたよ。」
カイは彼女を乱暴にゆすって起こした。
「おはよう・・・カイ。」
彼女はまだ眠たそうな目をこすり、起きた。
「ほらほら、そろそろ降りるから支度してよ。」
「うん。」
二人は支度をし、船から下りた。ここ、ラナレインは世界有数の海上都市で、主に水産業が発達している。名物は大きな鮭だ。二人は港の辺りを歩いていた。
「ねぇ、カイ、船はあのままでいいの?」
「うん。俺しか知らないパスワードをでロックしといたから大丈夫。」
「ホントにスゴイものを作ったわね・・・」
二人が話をしていると、後から、
「スキあり!」
という声がして、カイに飛び蹴りをかました。カイはそのまま30メートルほど吹っ飛んだ。
「ってぇ、誰だ!!」
カイは頭を抑え、辺りを見回した。
「どう、効いたっしょ?」
カイの目の前には茶色のショートヘアで、青い瞳の少女がいた。服装は白いティーシャツにピンクのショ-トパンツだった。カイは彼女が誰かをすぐに察知し、こう言った。
「あのなぁ・・・いきなり後から跳び蹴りをかます奴が何処にいるんだよ?」
「カイ、大丈夫?」
エリサが心配そうに声をかけてきた。
「ああ。何とかね。」
「あの子は?」
「あいつは、ファウスト、オースチンのおじちゃんの娘。活発で男勝り。」
「男勝りは余計だよ!何さ、久しぶりに会ったって言うのに。ボクだって立派な女だよ。」
「悪かったよ。後でアイス買ってやるからそんなに怒るなよ。」
「え、本当?やったー。」
ファウストは喜びのあまり、またカイを叩いた。
「だからその,叩くのやめてくれ。」
「あ、ゴメン。」
三人はこのまま、オースチンの家に行くことにした。
どうも、待っている方、遅くなってすみません。なにぶん暇があまりないので、書き込むことができませんでした。出来るだけ早めに書き込むので気長に待ってやってください。あと、質問、感想もお待ちしております。どうも不定期ですみません。
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