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Re:航海船ナグルファー号
S.a (2003-09-06 12:15:00)
「そうか・・・でお前本当に地獄門を探しに行くんだな・・・」
オースチンがカイに念を押した。そして席を立ちイスの下に隠してあった何かを持ってきてカイに渡した。
「これは、ヒートソードじゃないか!いいの俺なんかがこんな物を貰って?」
カイは驚いていた。なぜならこの武器は世界で10本しか製造されていない物だったからだ。
「ああ。それは、もう俺には必要のねえモンだ。持ってきな。どうせ行くならどーんと一発暴れて来い!!でも、命を粗末にするようなことはするなよ。」
「わかったよ。」
オースチンは自分の娘、ファウストにもこう告げた。
「お前も行くんだろ?止めやしねえが、カイの足引っ張るんじゃねえぞ。」
「分かってるよ。ボクももう子供じゃないんだから。」
ファウストは膨れっ面で返事をした。
「ようし、じゃあ行って来い!まずはここから西にある街、シュヴィッヒテンベルグに行くんだ。あそこには俺の知り合いのシャーリーとアンジェラがいる。俺の名前を言えば、面倒見てくれるだろう。」
「おじちゃん、ありがとう。」
カイはオースチンにお礼を言った。
「何、良いってことよ。」
カイたちはオースチンの家を後にした。
カイが船に戻ろうとした時、突然波が荒れ始め、水面からは半機械化された。古の恐竜のような怪物が姿を現わした。
第2話 完 次回、第3話 対峙 こう、ご期待。
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