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「蜉蝣」新譜感想&V系語り ☆Usher-to-the-ETHERさんへ☆
Usher-to-the-ETHER (2003-11-17 17:23:00)
わざわざスレ立ててくれたんですね、どうもありがとうございます(笑)
問題の「予感」ですが、確か、
「君の顔を見ても何も感じないよ。そうやって、ずっと、騙されれば良いさ。僕の昔の傷に、比べれば…」
だったと思います。「予感」はどうもいつも飛ばしてしまうのでうろ覚えです、すみません(というかGAUZEでは頻繁に聴くのは「Schweinの椅子」「Cage」「蜜と唾」「MASK」「残-ZAN-」くらいだったりする)。
私がDirでぐっと来るのはやはり「脈」以降です。「ザクロ」のソロなんてArch Enemyのソロと同じくらいのメロディセンスを感じますよ(ギターの「泣き」は足りないかもだけれど)。「理由」や「ザクロ」は歌詞的にも心に来るものがありますね。
ただ、最近の歌詞はレビューでも書いたけれど「極彩色」を「ごくさいしょく」と読んだり、英語の文法ミスやスペルミスなど明らかに偏差値が下がってそうなのがファンとしては凄くイヤだったり…気にし過ぎなんでしょうか。
ところで、蜉蝣の歌詞の凄い所って、エログロな曲でも見方を変えるとほんのりした(?)「切なさ」が浮かび上がってくる所だと思います。例えば、「執行猶予3年」なんて普通に読めば思いっきり精神が壊れたストーカーについての歌詞ですが、穿って見ると「ストーカーになるほど好きだったのに、関係が上手く行かなかったんだ…」とちょっと切なくなってしまいます。まぁ流石に共感は出来ないですけど(笑)
因みに「過去形真実」は思いっきり自分のことらしいです。蜉蝣の歌詞のテーマって「不器用ゆえに自分や他人を傷つけてしまう」ことみたいですが大佑さんって意外と不器用な人なんでしょうか…。
cali≠gariは解散してないですよ~(笑)
私は「第6実験室」の「ただいま。」の歌詞に感動して、とりあえず第7期の音源は買い揃えました。桜井青さんの歌詞って情景描写が凄く上手く、隠喩を込めた歌詞も上手いのでムックのミヤさんと並んで好きな作詞家ベスト3に入ります。
でも、「君が咲く山」なんて鼓笛隊+ロックだし、「禁色」はタンゴだし、「ギロチン」はインダストリアルだし、「デジタブルニウニウ」はテクノだし、「嘔吐」では「奇形メルヘン」っていう独自のジャンルを構築してしまうし…ホント、凄い才能だと思います。
話は変わりますが、ヴィジュアル系とメタルにはかなり共通点が有ると思います。
まずバンドサウンド、ややマイナー寄りのメロディ、疾走感、そして個性的なヴォーカル…。メタル好きにはヴィジュアル系を、ヴィジュ好きにはメタルを、是非聴いて欲しいですね。私は「デス声」の魅力にハマってメタルに手を出したのですが、その他にもメタルにはブラストビートやシンフォニックなキーボード、メロディアスなリフなどに耳を惹かれ抜け出せなくなりそうです(笑)「Dir en greyカッコい~」とか言ってる人は普通にEMPERORやDARK FUNERALなどのブラックメタルも受け入れられるのではないでしょうか。先入観で聴かず嫌いは勿体無いですよ~。
ただ…最近ヴィジュアル系にちょっとジャンルとしての限界を感じてしまうんです。
最近のオリコンを見ていると、あろうことか「父親の死」というトラウマを昇華しフォークとミクスチャーを融合させ、人々の共感を呼ぶ歌詞を乗せたバンドよりもコスプレ衣装を着て普通のポップスを演り、ギターを弾かず踊っているバンドが人気を博している所に、このジャンルの弱みがあるように感じます(この隠喩で表されたバンドが好きでしたらごめんなさい)。
…ちょっと長くなっちゃいました。こういうこと語るのは大好きなもので…。読むのが面倒くさいかも(笑)
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