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「蜉蝣」新譜感想&V系語り ☆Usher-to-the-ETHERさんへ☆
Usher-to-the-ETHER (2004-01-10 18:26:00)
>>白狐さん
白狐さんはそういうことに疑問を持って考えている、素敵な大人だと思いますよ。私も大人になってもちゃんと思考は止めないで生きていかないと…
エルドのVoは男性だったんですか~。友達から「エルドのVoが行方不明になって脱退した」と聞いたもので…あの「サナトリウム」って曲を聴いて「上手いな」と思ったのでちょっと勿体無いかもですね。
メリーですが、なんと私のアルバム当たりだったんです!!ボーナストラックに未発表曲「スカル」のライブ版が入ってて、当時滅茶苦茶落ち込んでたのでこれはすっごく嬉しかったです。
もちろんこれ無しでも完成度が高い、いいアルバムでした。(特に路地裏哀歌、ブルージー・ナイトはかっこいい!!)
Pierrotの「トウメイ」はかなり良かったです。メロディもキャッチーだし、透明人間という一見妙なテーマで新しい価値観を提示するキリトさんの作詞能力に脱帽…
再録が「カルマ—因果応報—」じゃなくて良かった、とか思いました(笑)
さて、CRADLE OF FILTHですが、私のような若輩者が語っていいものやら…(笑)なんですが、語らせていただいちゃいます。
一概にどれがオススメとは言いにくいので、各アルバムについて書きたいと思います。
「CRUELTY AND THE BEAST」…一般にCRADLEの中では一番の名盤と呼ばれているアルバムです。
展開の複雑さ、かっこよさでは随一です。Voは自分の実力を誇示するよりも歌詞の世界観に合わせている感じです。ただ、ドラムはフレーズがかなりかっこいい(この世界では有名らしいニコラス・ベイカーが叩いてます)んですが、音が軽いです。特にVoが入ってくるとかなり脇役になっている気が…それと歌詞の対訳がヒドいです。かなり直訳調で意味の通らない部分がかなり多い…コンセプトアルバムとしてこの点はちょっとマイナスかもです。
一聴したキャッチーさには欠けますが、聴き込むには最適なアルバムです。特に「THIRTEEN AUTUMNS AND A WIDOW」と「LUSTMORD AND WARGASM」は超名曲レベルで、「THIRTEEN~」なんてハマり過ぎて授業中歌詞を訳してたほどです(笑)
「MIDIAN」…CRADLEの中で最もキャッチーなアルバムだと思います。
特にこのアルバムで素晴らしいのは女声コーラスとパイプオルガン風のキラキラしたキーボードで、「HER GHOST IN THE FOG」のVoとソプラノコーラスの掛け合いなんて最初聴いたときは感動すら覚えました。またVoはいつも通り高音も凄いんですが、今回は低音もかなり上手くなってます。
「HER~」はV系ファンにもかなり受けがいいし、一番入りやすいアルバムかと思います。
「DAMNATION AND A DAY」…CRADLE史上最も壮大なアルバムです。
今回はキラキラしたキーボードはやや引っ込んだ印象ですが、そのぶん生のオーケストラが加えられて更にダイナミックかつ緻密になった印象です。コンセプトのストーリーも練られていて、歌詞を読みながら聴くと更に感動が味わえるかと思います。欠点は…「HER~」や「AMOR E MORTE」(共に「MIDIAN」収録)のようなキラーチューンが無い事でしょうか。
…長くなりましたが、こんな感じです(笑)私的には「MIDIAN」がオススメですね。
キーボードがキラキラしてるので、CHILDREN OF BODOMが好きならハマれるかと思います。
あと…ブラックならEMPERORの「PROMETHEUS」とMAYHEMの「DE MYSTERIIS DOM SANTHANA」ってアルバムがオスス…ってこんな黒いの人に勧めていいんでしょうか(笑)聞き流して下さい。

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