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オレ、私が味わったマジ恐怖体験
ニューアイランド (2006-08-15 19:02:00)
・・・出頭して来た理由・・・
日本国内から犯罪が無くなる気配は今のところ全くありません。
それどころか年々増えていく一方で手口も昔と比べて残忍極まりないものがほとんどです。
さて、そうやって罪を犯した者の中には、自ら出頭して来る者も沢山居ます。
自首を試みた理由も人それぞれです。
罪の意識に耐えかねたとか、もう行く場所が無くなった、逃げるのに疲れたなど本当に理由は様々です。
しかし、犯人がもしも、こんな理由で出頭して来たら、警察官である貴方ならどうしますか?
この都市伝説は、私が去年の夏に聞いた話です。
(名前は全て仮名です)
ある日、警察署に一人の青年がやって来ました。
酷く落ち着きの無い様子で辺りをキョロキョロしている青年、一人の若い刑事が彼の元に歩み寄りました。
見ると青年は頭から血を流して怪我をしているようで、何かに酷く怯えている様でした。
「何か御用ですか?」と刑事が訪ねると、
{「昨夜、人を殺しました」}とその青年は言いました。
刑事が、「君、名前は?」と聞くと、
青年は、「佐藤ヒロシと言います」と自分の名を明かしました。
「じゃあとりあえず、こっちの部屋で話を聞こうか」「はい」
そう言うと刑事はそのヒロシと言う若者を取調室へと案内しました。早速取調べが始まりました。
「佐藤ヒロシ君て言ったね」「はい」
「歳はいくつ?」「二十歳です」
「職業は?」「??大学の3年生です。」「大学生か」「はい」
「じゃあ本題に移るけど、君は誰を殺したの?」「高校生ぐらいの女の子です」
「どうやって?」そう聞くとヒロシは震えながら答えました。
「僕と仲間3人の4人で彼女をレイプして、騒いだから石で殴って殺しました」
「殺害を実行したのは誰?」「僕です」
「友達と4人でやったって言ったよね?」「はい」
「その友達も今ここに来てるの?」と聞くと「いいえ、彼等はここには来れません」とヒロシは答えました。
「来れないってどう言う事?何所かに逃げてるって事なの?」「いいえそう言う訳では」
「じゃあ何故?」するとヒロシは{「あいつら3人とも死にました」}と答えたのです。
「死んだって、3人とも?」「ええ、そうです。」
「まさか君が?」「いえ、それは違います」
「でも君たちは昨日の夜に事件を起こしたんだよねぇ?」「ええ、そうなんですけど」
あまりにも証言が曖昧で、刑事もなかなか突っ込んだ質問を投げかけることが出来ません。
しかしそれ以上に彼が気になっているのは、ヒロシの様子でした。
その日は冬だと言うのに彼は物凄い汗をかいて真っ青な顔をしてガタガタ震えているのです。
明らかに何かに凄く怯えている様でした。
するとヒロシが突然目から涙を零し始めたのです。
「どうしたの?」「まさか、あんな恐ろしい事が起きるなんて」
「ねえ、君はどうして自首しようと思ったんだ?一体君達に何が起きたの?」
と言う刑事の質問に対して、ヒロシがゆっくりと事の経緯を話し始めました。
ヒロシとアツシ、トオル、ケンタの4人はその大学では有名な札付きのワルで、学内でいつも問題ばかりを起こしてたどうしようもない問題児達だったのです。
その日、彼等は車の中で一人の少女を待ち伏せしていました。
それは前日にヒロシがナンパ目的である女の子に声をかけたのですが、結局断られ、しかもその際ヒロシにとってはかなり屈辱的な断られ方をされた様で、頭に来たヒロシは仲間達と共にその娘に仕返しをしてやろうと考えたのです。
「その女ホントに来るのか?」
「絶対来る、何時もここを通ってるって話しだし、俺が声をかけたのもこの辺だったからな」
「でもあんまり行き過ぎた行動に出ると、後々厄介な事になるぜ」
「大丈夫、俺だってそこまで酷いことをするつもりは無いしちょっとだけ、ほんのちょっとだけ辱めを受けてもらうだけだから」
「ホントにそれだけなんだろうな?もし度が過ぎたら俺達は今度こそ退学だぞ」
「解ってるって、それよりアツシ、お前ビデオ持ってきたか?」
「ああ、持ってきたけど、でもさヒロシ、もうこの時点で少し行き過ぎてないか?ホントに大丈夫なんだろうな?」
「もちろんだとも」
そうこうしてるうちに、
「あっ!あの娘だ!」「ん?何所?」「ほら、あそこ」
車の近くを女の子が歩いて横切ろうとしてたのです。
「それでは作戦開始だ」
車の横を女の子が通り過ぎたところで、まずケンタが車の中から飛び出して背後から女の子を取り押さえ、後ろの席に座っているヒロシが強引に車の中に引き込んで、カメラを回す役のアツシがそれを映像に収め、運転手役のトオルが車を出しそのまま目的地へ向かって車を走らせました。
走る車内の中、
「ちょっとなにするのよ?!貴方達一体何なの?」
「お嬢ちゃん俺を覚えてるかい?」
「アンタあの時の、じゃ何?アンタまさか私に仕返しをしたい訳?」
「まあそんなとこかな」
「何する気なのよ?」
「今に解るよ」
そして車は目的地に到着しました。
そこは古びた工場跡地で、今はもちろん使われてません。
「よし、降りろ」
5人は車でてきました。
するとヒロシが女の子に、
「そこに横になれ」
少女は言われるがまま、床に横たわりました。
博が考えたのは、彼女とみだらな行為を行い、それをビデオカメラで映像に残して口止めさせる事だったのです。
しかし、女の子が当然それに従うわけも無く、
「ちょっと止めてよ」と突然暴れだしたのです。
するとヒロシは力ずくで女の子の腕をつかみ、体の自由を奪おうとしたのです。
「止めてよ!いいかげんにしてよね!」
しかしヒロシはその後、
「頼むから静かにしてくれ!」
とその辺に落ちていた石を女の子の頭目掛けて振り下ろしました。
「ぎゃ~~~~!!!」
{そして女の子は、その後ピクリとも動かなくなったのです}。
「ありゃ!どうしよう、ねえ大丈夫?!しっかりしてくれ?!」
いくら声をかけても全く反応がありません。
「し死んでる!」
「何やってんだお前!」
「あれほど言っただろう、行き過ぎた行動はまずいって」
「行き過ぎどころかこいつは人殺しだぞ!最悪だよこれ!」
「どうしよう、殺すつもりなんてなかったのに」
するとアツシがカメラを回しながら、
「埋めよう、山に埋めよう。ほら、あそこにスコップがある」
ただの脅しのつもりが取り返しのつかない事になってしまいました。
彼等は女の子の死体を車に乗せ、近くの裏山へと向かいました。
裏山へ着き、女の子の死体を車から出そうとした時、ケンタが突然、
「うわぁ!」「どうした?」「こっこれ見ろよ」
{見ると、閉じていたはずの女の子の両目が飛び出るように見開いてたのです}。
「何だよこれ、気味悪いよ」「なぁに、何かのはずみで開いただけだよ。驚くことは無い」
ヒロシ、トオル、ケンタの3人が作業に入り、その様子をアツシがカメラでずっと撮ってました。
やがて、女の子の死体を埋め終えました。しかしその直後、
「んぐ!」ケンタが突然苦しみ始めたのです。
「おいケンタ!どうした?!」「どうしたんだよしっかりしろ!」
{しかしケンタはその場に倒れて口から泡を吹き、そのまま亡くなってしまったのです}。
「うわ~~~~逃げろ!」3人はその場から逃げようとしたのですが、{突然大木がアツシ目掛けて倒れ、アツシは木の下敷きになって死んでしまったのです}。
ヒロシは落ちていたビデオカメラを拾い上げると、トオルと共に山を駆け下りて行きました。
やがて2人はなんとか車までたどり着きました。
「なんだよあれ、どうなってんだよ」
「決まってんだろ!あの女の祟りだよ。このままだと俺達も呪い殺されるぞ!」
車は凄いスピードで走ってます。
「これから何所行くんだよ?第一お前行く当てなんかあんのかよ?」
「解んねえけどあそこに居るよりはましだろう。」
すると、突然トオルが黙り込んでしまったのです。
「おい、どうした?」
「のっ乗ってるよ」
「乗ってるって、だれが?」
「決まってんだろ。あの女がお前の後ろに乗ってんだよ」
「何だって?!」
ヒロシが恐る恐る後ろを見てみると、「うわ~~~~~~~!!」
{そこにはさっき裏山に埋めたはずの女の子が頭から血を流してヒロシの直ぐ後ろの席に座っていたのです}。
とっその時、
「危ない!!」
目の前に壁が迫って来たので慌ててブレーキを踏んだが間に合わず、車は壁に激突したのです。
翌朝、目が覚めて横を見ていると、トオルは既に亡くなってました。
車から出たヒロシが朦朧とする意識の中歩いてると、目の前に警察署の門が見えて、その時ヒロシは「自首しないと自分も殺される」と思い、警察署の中に入ったと言うのです。
「そんな」流石に常識はずれの話の内容に刑事も驚きました。
早速警察はヒロシの立会いの元、捜査をはじめました。
まずヒロシが案内したのは、車の事故現場です。
「彼が、若林トオル君か?」「はい」
車を調べている鑑識の人にヒロシが、
「あの、すみませんがその中にビデオカメラが入ってると思いますけど」
「ひょっとして、これ」
「それです」
「この中に全部写ってるんでね」「はい」
次に訪れたのは、死体を埋めた裏山です。そこには、アツシとケンタの死体がありました。
「どの辺に埋めたの?」「あの辺りです」
早速警察がその場を掘り起こしてみたのですが、いくら掘っても死体は見つかりません。
「そんな馬鹿な?!確かにここに埋めたはずなのに」
「ビデオにもちゃんと写ってるから、ここに間違いないはずなんだけどおかしいな?」
すると、別の刑事がその刑事に、
「あのな、じつは・・・」
「何ですってそんな馬鹿な?!だってビデオに」
「ああ、そうなんだけど、間違い無いそうだ」
「そんな」
刑事が青い顔をして、ヒロシに話し掛けてきました。
「いいか?落ち着いて聞いてくれよ」
「どうしたんですか?」
「その、OOさんの死体だけどさ」
「はい?」
{「あれ、君の住んでる部屋の押入れの中で見つかったそうだ」}

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