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交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」 テンシュテット/ロンドン・フィル(1991.8.31 Live) / BEETHOVEN
N男 ★★★ (2010-11-21 00:16:50)
このジャンルの海賊盤としては一番有名な方だと思います。(内容の凄さ、セールス面で)
1991年ロイヤル・アルバート・ホールでのステレオ・ライブ録音。
許氏も「見つけたら迷わず買うことだ」と猛プッシュなコメント。

テンシュテットはフルトヴェングラーに影響を受けていたようで、ミネソタ管やボストン響での海賊版では特にそんな印象を受けた。
そして、この1991盤ではそれをさらに推し進めたまさしく“テンシュテットの第九”が聴ける。
第1楽章冒頭から音がでかいのはいつものこと、主題提示で一気に爆発。何より再現部の開始時の異様さが本盤の特徴、もはや噴火してる(爆)お客さん騒然としてます。
第2楽章はエンジン全開、トリオに省略入れるのはカラヤンと彼だけでは?しかし、この推進力、圧倒的。第3楽章はどうなるんかと思ったら、凄い音楽的で驚かされる。なんと情緒豊かな。後半のトゥッティのところはやはり音量が他と違いますね。終わったと同時に第4楽章が大爆音で開始!!この楽章、圧倒的すぎる、もはや音楽を超越してる。1992年版にも言えることだが、彼のベト9は生命力が桁違い。
終わった後の客の熱狂がここまで凄まじいのも特筆すべき点か。

これまで聴いてきたベートーヴェンの第九では、間違いなく最高の演奏。
これ以外が聴けなくなってしまった。これは買いです。

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