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Brain Salad Surgery / EMERSON, LAKE & PALMER
いおっみ ★★ (2008-10-22 05:46:00)
EL&Pの金字塔その3
キーボードはギターよりもパーカッシブでオーケストレーションもこなせる。
リズム重視の西洋音楽「ロック」にこれほど適した楽器があるだろうか。
さらにビートを担当するリズム隊を加えた最小限のキーボードトリオは「究極のロックバンド」だと思うのだ。
そして史上最高のロックキーボーディスト、キース・エマーソン。
彼の率いるEL&Pの最高傑作「恐怖の頭脳改革」こそ、ロックの極北ではなかろうか。
アルバムはまず「キースのJerusalem」「カールのToccata」「グレッグのStill...You Turn Me On」と、主役のハッキリした曲が並ぶ。
だが、デビューアルバムとは違って3人が乖離せず、グループとしてまとまりながら3人の色を活かす離れ業を魅せている。
そしてユーモアを担当する小曲Benny The Bouncerで3人が融合し、EL&Pのすべてが詰まってアナログ片面をはみ出した超大作、Karn Evil 9へと続く。
総てが完璧だ。
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