この曲を聴け!
Lionsheart / LIONSHEART
火薬バカ一代 ★★★ (2011-02-26 23:44:35)
いかにも英国的な湿り気とドラマ性を備えたGRIM REAPERやONSLAUGHTにおいて、ルックスに似合わぬ(失言)美声を聴かせてくれたスティーヴ・グリメットの新バンド、しかもBURRN!!誌ではアルバム・リリース前から異例の大プッシュ、ラジオでも伊藤政則氏が大絶賛、オマケにCMで聴いた“CAN'T BELEAVE”はドラマティックな超名曲。「こいつぁきっとJUDAS PRIESTやIRON MAIDENの系譜に連なる様式美HMの傑作に違いない!」と、事前に思いっきし期待値を上げまくって本作に挑んでみれば、聴こえて来たのは渋めのブルージーなHRチューン①・・・。この時俺が感じた「こんな筈ではなかったのに」感の正体について、↑上でcozy_imaさんが的確に文章化されています。英国は英国でもそっち寄り(WHITESNAKEとかTHUNDERとかQUIREBOYSとか)でしたかー、みたいな。
無論、今ではそれらの楽曲も愛聴しているし、冷やかなKeyに包まれた④なんてアルバム序盤のハイライトを飾る名曲だとも思っているが、それでもやはり本作を聴く時は、ついつい⑤⑥⑦といった様式美HM路線の名曲を摘み食いしてしまうことが多いのも事実。
もし全曲がこの方向性で統一されていたならば、例えお粗末なライブ・パフォーマンスを露呈しようとも、あそこまで急激な人気の失墜はなかったんじゃないかなぁ等と思ってみたりもするのですが、まぁ今となっては詮無い考えですね。
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